会社再生で、悪い部分を新会社に持ち出すことはできないか?

Q.(会社再生の場面で)通常の会社分割を使った再生スキームでは、
良い部分を外に持ち出していますが、
反対に『悪い部分を持ち出だす』ことはできないのですか?

許認可が引継げないときや、
老舗で登記簿上の会社設立日を引継ぎたいときは、
このパターンのほうが良いと思います。

 

 

A.何故、良いほうを持ち出すのがスタンダードかといえば、
債権者の同意等の問題があるためです。

悪いほうを持ち出す場合、
まず債権者の同意が必要となってしまいます。

同意不要とするためには、もとの会社の保証などが必要になり、
これでは意味が無くなってしまうのです。

 

しかし、果たして悪いほうを持ち出す分割は完全にできないわけではなく、
理論上は可能です。

仮に法律上の債権者保護手続をやったとしても、
必ず異議が述べらるとは言えません。

あらかじめ債権者に根回しをしておくケースなどならば
悪い部分を別会社に持ち出せる場合があってもおかしくありません。

 

わざと知れたる債権者への個別の催告を省略し、
返済の責任を意図的に会社法764条の3項の範囲に
持ち込むと言うことも考えられます。

 

 

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