増資や減資に関するブログです。

Q&A

Q.「増資」と「融資」は何が違うのですか?

 

A.「増資」は文字通り、資本を増やすことで、増資で得た資金は「自己資金」、つまり会社自身のお金になり、出資者(株主)への返済義務はありません。

これに対し、「融資」は借金です。例えば、金融機関から1000万円の資金を借り入れた場合、約定どおり利子と元本の返済義務があります。

以上のことから、資本金を「自己資本」、融資を「他人資本」と呼びます。

 

 

 

 

Q.600万円のものを現物出資するのに、検査役の検査をしないですむ方法はありますか?

 

A.現物出資する財産を、実際より低く評価する分には問題ありません(財産を受ける会社が損をしなければよいということです)。したがって、500万円以下に評価して出資すれば、検査役の検査は不要です。ただし、課税の問題がありますので、慎重に行う必要があります。

 

 

 

 

Q.減資をすると、減資した分を株主に返還しなければならないのですか?

 

A.どのような減資を行うかにより異なります。

  有償減資は、事業規模の減少や営業の一部譲渡等により、資本が過剰となった会社が、会社財産を株主に返還して行います。

  これに対し無償減資は、会社財産の払戻しはせず、帳簿上の資本金額を減少させることで欠損の填補をはかるものです。

 

 

 

 

 

Q.減資と増資を併せて行う(減資後にすぐ増資する)ことは、どのような効果があるのですか?

 

A.減資と増資を組み合わせは、欠損会社が再建を図る場合に行います。

  まず、減資により資本金(または資本準備金)を取り崩し、一気に欠損金をなくします。

しかし、減資を行うと株主資本が非常に少なくなり、会社の経営が不安定になってしまいます。そこで、増資により改めて資本を注入し、経営基盤を安定させるのです。

この増資では、第三者割当増資の形をとることが多く、同時に経営陣の交代が行われることもあります。

 

 

 

 

Q.そもそも「資本金」とは何ですか?

 

A.株式発行により、出資者から払込を受けた金額のうち、資本金として計上した額のことです。新株発行に伴う払込金額の2分の1以上は資本金に計上しなければならず、残額は資本準備金として計上することができます。

資本金は、会社債権者に対して最低限、担保として維持しなければならない金額であり、そのため、取り崩しには株主総会の特別決議が必要となります(これが「減資」です)。

なお、資本金は登記事項ですが、資本準備金は登記事項ではありませんので、その会社の資本準備金の額は、登記簿からは読み取ることができません。