増資や減資に関するブログです。

配当を出せるようにしたい

2 配当を出せるようにしたい

 

 

① 利益を出しても、配当が出せないときがある

 

 会社の目的のひとつとして、事業を展開することで利益を出し、その利益を株主に配当することがあげられます。

 この配当を出すためには、法で定められた条件を満たす必要があります。

 

 配当を出すことの可否や配当額の範囲の根拠となる規定は複雑ですが、ごく簡単に表すと下記のようになります。つまり、余分なお金しか配当に回せないということです。

 

         資産 - 負債 - 資本金  = 配当可能な範囲

     例1) 2000 - 400 -  900       = 700

     例2) 2000 - 1400 - 800    = △200 配当できない

 

 この式で最後がマイナスとなってしまうときは、配当が出せません。ゆえに、資本に欠損が生じている会社では配当が出せないことになります。

 例えば、過去の事業による累積赤字がある場合、単年度で考えれば利益が出ていても、現実的には配当を出すことが出来ないということもあります。

 

 

 

 

 

 

② 配当を出せる前提を減資で整える

 

 株主から配当を要求されるものの、資本に欠損が生じているためそれに応えられないというケースでは、減資をすることによって配当を出すための前提状態を作ることが出来ます。

 資本金は、「最低限会社に残しておかなければならない財産」という性質もあるため、そのハードルを下げてあげることで、配当を出せるようになるのです。