分社化のメリット・デメリット

分社化のメリット(活用法)とデメリットをお伝えいたします。

【分社化のメリット】

会社の肥大化を防げる

会社は注意していないと肥大化してしまうものです。

さまざまな事業が社内に存在し、不要な資産が増え、
成果につながらない人材を抱えるようになり・・・
結果、組織の生産性が悪くなってしまいます。

肥大化することは、当然よくないこと。

分社化により、別会社に分けることが
肥大化を解消する切り口となりえます。

成果や責任を明確にできる

異なる事業内容や性質を別の会社にしてしまうことで、
責任を明確にすることができます。

たとえば、A事業とB事業を分社化することでそれぞれの事業の
成果を明確にできます。

別会社だから、人材の雇用条件に差をつけることもしやすくなります。
「自分の会社を支えよう」と、モチベーションだって高まることでしょう。
自身の関わる事業の利益が、
他の事業の赤字に喰われるようなケースと比較すれば
その意味を想像しやすいはずです。

 

倒産リスクを分散できる(切り離せる)

一つの会社しかなければ、
会社の財務状況の悪化はすべてに影響します。
たとえ利益をたたき出せる黒字の事業があったとしても、
会社本体に足を引っ張られてつぶされてしまいかねません。

分社化させておくことで、本体が財務的に行き詰っても
良い部分だけを生き残らせることができるようになります。
なお、同じグループ内や親子関係であったとしても、
別会社の負債を支払う義務はありません。
たとえば、100%親会社が破綻したとしても、
保証でもしていないかぎり、
子会社は親会社の借金等を支払う義務はないのです。

 

事業承継で活用できる

分社化は事業承継の場面でも活躍します。
後継者候補が複数いる場合に、
会社を分社化してそれぞれの会社の社長に就かせる、とか。
負債や資産、事業などを「使える部分」と「不要な部分」に分け、
使える部分だけで構成した会社を継がせることもできます。

 

財務や税務の調整に使える

分社化が、財務や税務にもメリットをもたらす場合もあります。
新設会社の2年間の消費税免税処置があったり、
複数の会社間で、売上や利益を適正に調整することも出来そうです。

分社化により会社が小型化すれば
各種税額軽減策(軽減措置や軽減税率)
の活用ができるかもしれません。

良い部分を分社で切り出して財務を整え、
その会社で融資や出資を引き出すことも試みるのも一案となります。

 

 

【分社化のデメリット】

 

もちろんいいことばかりではありません。

会社が増えるのですから管理の手間が増えます。

それに伴い、人件費や税理士手数料などが増えるかもしれません。

また、毎年の法人の住民税なども会社が増える分増えることになるでしょう。

 

経営は集中させれば、効率的になります。

一方でリスクは高まります。

そんな天秤にかけて実行を検討してください。

 

 

 

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