社内整理の場面で

会社分割で社内が整理できる

会社の成長に伴い、社内を整理ししたくなる場合があります。

新しい事業の結果が出てきたときなどがその典型でしょう。

たとえば、既存の事業として
ホームページの作成をしていた会社があるとします。

その会社が新たな取り組みとして、
会社広報のアウトソーシング事業を開始しました。

 

この新事業がヒットします。

仕事は増え、スタッフも増えます。

そうしていつしか、既存のホームページ作成事業よりも
大きな利益をたたき出すまでに・・・

 

 

こんな状態になると事業間で
軋轢が生まれたりしやすいものです。

既存事業のスタッフとしては、
先輩としてのプライドがあります。

また黎明期を支えてあげた自負もあるでしょう。

一方の新規事業のスタッフからすると、
自分たちが稼いだ利益が既存事業に回されることに
不満を感じはじめたり・・・

 

 

社長はどうすべきでしょうか?

一つとして、上手にガス抜きして
社内をまとめる方向性ががあります。

そして、もう一つに
「だったら別の会社に分けてしまう」
という発想だってあるはずです。

後者のとき会社分割等の分社手法が役立ちます。

 

 

給料体系を分けたいときも

 

先ほどのたとえ話では、
広報のアウトソーシング事業の方が
たくさん稼ぐ事業となりました。

スタッフの給与やボーナスを考えると、
普通は広報事業の待遇が良くなってしかるべきでしょう。

しかし、同じ会社内で待遇に差をつけるのは
結構難しい問題です。

 

「隣のあの人より待遇面で自分は劣っている」
という状況は、既存事業のスタッフにとって
なかなか受け入れがたいもののはずです。

また、個人の成績によって給料を増減させる
『成果報酬』を導入させたところ、
社内がギクシャクしておかしくなったなんて例は
世間にはたくさんあります。

 

そこで、いっそのこと別々の会社にしてしまう
というアイデアはどうでしょうか。

会社が違えば、給与体系や待遇に差が生まれても
ある意味当然になってきます。

 

 

 

スタッフに社長を経験させる

 

ITとモノづくりを融合させた東京のある会社は、
勢いに乗って急成長を続けていました。

さらに先を見据えた会社づくりを行うため、
その会社に奥村は招へいされました。

社長と話し合いを重ね
「人材の成長」と「風通しの良い文化づくり」
に取り組むことに。

それを実現させる具体的な取り組みとして、
会社分割で会社をいくつかに分けました。

 

 

会社が大きくなると、リスクや変化を嫌い、
官僚的な文化になりがちです。

また先述のように、
成長に伴う社内の混乱も
見受けられるようになっていました。

そこで、会社を小さく分けることで、
変化と風通しの良さを作ろうとしたのです。

 

 

 

また各社をすれば、各社に社長が生まれます。

それぞれの社長は、
雇われの身だったときとは大きく異なる
経験を積むことになるでしょう。

そこで得られる人材の成長が、
今度のグループ躍進の土壌になると考えたのです。

 

なお、このケースでは各社の上に
資産管理会社を置きました。

ここで資金調達や人材の採用なども一括し、
グループ全体のコントロールをしています。

 

 

 

会社を分けるデメリットも

 

会社分割を使って社内を整理するメリットをお伝えしてきました。

しかし良い面だけではありません。

 

会社が増えればそれだけ管理コストが増えます。

2社に分ければ、
決算申告などの税務だって2社分必要になります。

税理士さんに支払う報酬だって増えるのが普通でしょう。

 

また、しっかりとした意志やビジョンがないと、
余計な混乱を招くことに陥るかもしれません。

あくまで分社は道具でしかありません。

何をかなえたいのかが、一番大切です。

 

デメリットも考慮しながら実行の是非を判断してください。

 

 

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